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電子書籍名言・引用まとめ

マーケット感覚を身につけよう

ちきりん

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日本の消費者は要求水準が非常に高いため、その市場が、テストマーケティングやブランドの信用補強にとても役立つのです。 海外のメーカーの中には「日本で売れれば、自信をもって世界で売れる」と考えている企業も

世の中で最も多いのは「普通の人」であり、一番大きな市場は「普通の人をターゲットにした市場」です。だから、自分が「普通であること」の価値を、過小評価する必要はまったくないのです。

市場化が進む社会で高く売れるのは、「よい商品」ではなく、「需要に比べて供給が少ない商品」なのです。

社会の変化の背景や、時代が求める価値の変遷を理解し、新たに求められる価値を他者に先駆けて投入していく能力は、後天的に学んで身につけるべきマーケット感覚であって、生まれつきのファッションセンスなどではない

著作権法違反幇助にあたるとされたウィニーですが、同時期に始まったYouTubeでも、同様の問題は存在していました。しかし、アメリカでその開発者が逮捕されることはなく、今やYouTubeは、世界を変えるほど大きなサービスに育っています。しかも今でもYouTubeには、著作権に問題のある動画がたくさん含まれています。

が、供給の少ないもので、強く求められるものは何か、と考える癖をつけると、「とりあえず英語」という一種の思考停止からも脱却できるようになるはずです。

これからは英語ができても、仕事を取り合う相手はフィリピン人やインド人です。各国の1人当たり所得を思い浮かべれば、高いコストをかけて英語を勉強しても、報われるレベルは大きく違ってくるだろうと容易にわかるはずです。

日本人が英語を学ぶ必要がないとまでは言いませんが、英語ができればすごく有利という時代はすでに終わりなのではないでしょうか。

今や「英語で仕事ができる」ということが、本格的にコモディティ化しつつある(=供給の多い、単価の安い仕事になりつつある)のです。

時代によっても、消費者が自動車に期待する価値は大きく変化しました。高度成長期、自動車を買う人が手に入れようとしたのは、「豊かに見えるという価値」であり、「女の子をデートに誘いやすくなるという価値」だったのです。だから「できるだけ大きな車」「できるだけ高級な車」を、みんな欲しがりました。 でも今は、多額のローンを組み、高い駐車場代を払ってまで、そんな価値を手に入れる必要はありません。むしろもっと安い値段で、同じ価値を持つものがたくさん現れているからです。

自分をどこで売るべきか、自分が高く売れる市場はどれなのか。「一生懸命頑張る!」前に、どの市場で頑張るべきなのかという市場の選択にこそ、マーケット感覚を働かせる必要があるのです。

問題を解決するための方法には、「法律や規制や罰則を作る」「権威のある人に影響力を行使してもらう」「背景を説明し、納得させる」など、さまざまな方法があります。そのうちのひとつである「人間のインセンティブシステムを利用して、問題を解決する」という方法を、他の方法より優先して使うこと。これが重要です。

しかしこれからは、働く企業を選ぶのと同じように、住む国を選ぶ時代になります。すでにグローバル企業は、起業した場所にこだわらず、能動的に本社を置く国を選び始めています。

顧客が、市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力

どんな分野であれ10年も働いたら、「自分には売れるモノなど何もない」なんてことはありえません。もしそう感じるのだとしたら、その人に足りないのは「価値ある能力」ではなく、「価値ある能力に、気がつく能力」です。

経済学の教科書なら必ず載っている需要・供給曲線のグラフでは、価格はあたかも需給ラインが交差する一点で、ひとつの価格に決まるかのように見えます。しかし現実には、先進国だろうと途上国だろうと、価格は個別の需要者がいくらまで払うか(いくらの価値を感じるか)に応じて、柔軟に変更されています。つまり、本来モノやサービスの価値は、人によって異なるのが当たり前

既存の市場を取り合う競争では、勝つ人がいればその分を負ける人がいるというゼロサム(合計がゼロの)ゲームにしかなりませんが、新たな価値を見いだすことができれば、新たな市場、そして大きな経済価値が生まれます。まだ取引されていない潜在的な価値に気がつき、市場化する多くの人がマーケット感覚を持つことで、個人はもちろん、世の中もどんどん豊かになっていくのです。

今は価格付けされていなくても、もしくは、まったく儲かっていなくても、それに価値があるのかどうか、あるとすればどんな価値なのか、誰がその価値を最も高く評価するのか、そういったことが、(最初は論理的にではなくてもいいので)直感的に理解できるようになることが重要なのです。

いち早く変化の兆しに気づき、新しい世界で価値を提供する方法を、市場から(失敗しながら)学ぶことができるかどうかです。それさえできれば、変化は恐れるものではなく、心から楽しめるモノになります。 そして、そのために必要なものこそが、「マーケット感覚」なのです。

市場型の「やってみて決める」方式では、どんどんやってみるためのフットワークの軽さと、ダメだと思えば早めに見切る意思決定の早さのほうが重要です。このように市場化した社会では、「作り込み能力」より、「素早い行動力と迅速な意思決定」のほうが重要

クラウドソーシングという仕組みについて特筆すべきは、どんな仕事の需要が多く、どんな分野の供給が少ないか、といった情報が、すべての人に公開されているということです。

ごく身近にある価値の発見は、個人が稼ぐ力の源になるだけではなく、社会を豊かにする原動力でもあります。

何かあるたびに「規制を強化すべきだ!」と叫ぶ人を見ると、私は心底ぞっとします。

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