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電子書籍名言・引用まとめ

「でも、やっぱり簡単な方がいいよね、私、苦労したくないもん」という人は、きっと「生きやすい人生」を望んでいるのだろう。入りやすい大学に入り、デートしやすい人とつき合い、結婚しやすい人と結婚して、最後は、死にやすい死に方をするのではないか。このように、「やすい」ものへと流れることが一種の「退化」だと気づくこともない。

「思考」を育てる100の講義

森博嗣

Quotes List

なんでもそうだが、「絶対に私は正しい」と言う奴は信用できない。絶対でないことを知っていることが、技術を極める要である。

もし嫌いなものがあった場合、いくらそれが憎らしくても、それは、「その良さがわからない自分」を知るべきなのである。自分には、それが良いと感じられない。それは何故か、と考えた方が良い。

失敗をしたとき、「もう失敗をしないように」と対策を立てること以外に、もう一つ重要な対策がある。それは、「また失敗をしたとき」のための対処である。前者の対策が完璧であれば、失敗はなくなるかもしれないが、その対策が完璧かどうかは未知だ。確率が下がることはまちがいないにしても、ほかの原因で同じ失敗が起こる可能性もある。だから、その失敗があった場合に、被害を最小限にする対策を講じておくべきだろう。石橋を叩いて渡るというが、石橋が崩れたときにどうするのか、を考えておこう。

たまたま偶然が重なって事故になった、という分析は間違いではないが、そんな分析をしたところで失敗が消えるわけではない。偶然が重なっても事故にならないように備えておく、それが成功の方法だ。

面白いものに理由があると考えていることが、そもそも面白くないものしか作れない理由だ。面白いものは、面白いものを発想すれば良い。面白いものを作る手法に則って理由を設定して作ろうとするから面白くなくなる。

イベントを形として見せないと、多くの作家は、期限というものを守れないのだろう。なんというか、仕事として甘いし、プロとして情けないと思う。芸術家というのは仕事ではない、そういうものだ、と言われるかもしれないが、芸術家でも、一流と呼ばれる人は、仕事を期限までにこなすし、例外なく多作である。

人生はたしかに競争だ。それは、主に自分と戦う、という意味である。

ところが、同じようなシチュエーションをドラマで見たり、あるいは論語などを読んで比喩的な教訓に出会ったりすると、それを自分に当てはめて、「そうか、自分ももう少し考えて行動しなければ」と反省したりできる。つまり、直接自分のことでないものであれば、比較的素直に聞くことができ、そこから、まるで自分で「気づいた」ように感じて、意見を受け入れるのである。

年齢もそうだし、距離もそうだが、自分にとっての「稀少さ」を人はいつも意識している。しっかりと意識していなくても、それを感覚的に尺度の一部、つまり評価のファクタに取入れているようだ。

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